被災地からのレポート21(2012年12月)

20に続き現地の様子と活動内容についてレポートします。

@街の様子&復興は?
 いつも通っている釜石の唐丹半島にある小さな仮設住宅で、自分たちが入居できて新しく作られる市営住宅の設計図を見せてもらいました。下の図ですがこれは3〜5人用で家賃は2万円程度だそうです。「ちょっと狭い」と不満を言ってましたが、根はとてもうれしそうでした。完成は来春で釜石地区では一番早い復興住宅となり、また他の地区の見本となることでしょう。


釜石市市営復興住宅の設計図

@避難民は?
 いよいよ冬が本番となり、仮設住宅のまわりでも外に出ている人を見かけなくなりました。まれに日帰りや一泊で内陸の温泉へのツアーがあるそうですが、一人では行きずらく、家族や友達や知人との日程調整もあってか、なかなかおっくうのようです。これからは更に閉じこもりが増えることでしょう。


弘前からの支援部隊と花壇整備

@支援体制は?
 冬となりボランティアさんの数が激減しました。数あるボランティア団体の中にも冬眠状態のところもあるようです。大船渡の「夢市」も冬季休業となり1月と2月は休みですが、私たちは1月14と27日に、2月は11日と24日に本などの支援物資を持参して店開きをします。内陸への温泉ツアーの企画書も小さめな仮設住宅群に配布済みです。また1月11&12日には釜石の子どもたちを招待して雪遊びをします。花巻市東和町の「東和ボランティアの家」は団体のみ(5人以上)で宿泊ができます。


夢市1周年イベント

@今後の課題は?
 上記のような企画のほかに、冬場もお茶っこカーでの茶飲みとか、昨年実施した屋台パーティとか、映画の上映会などの企画が必要です。1月中旬に陸前高田ボランティア連絡会議があるので、そこで情報交換をしてこようと思っています。


収穫後の畑耕起

@個人的にできることは?
 ボランティアセンターなどに連絡し、なんらかの形で現地に行く。もしくは、なんらかの形で被災地(者)に関わる。もっち(私)に連絡する。関心を持ち続ける。買い物に行く。


三陸鉄道南リアス線復興工事

活動経過 
12月
 2日 市民バザーで支援グッズを販売(花巻)
 4日 被災者対象選書ツアー(鱒沢)
 5日 弘前支援者からのリンゴを配布(森の前・要谷・双六・二日市・町裏)
 7日  岩手コンポストからたい肥の支援
 8日 夢市(大船渡夢商店街)
11日 陸前高田ボランティア会議・金さん宅訪問(鳴石)
12日 畑耕起(西風道・二日市)
13日 結いっこ会議(花巻)
16日 引率視察(陸前高田気仙沼
18日 夢市(大船渡夢商店街)
19日 温泉ツアーチラシ配布(荒川・大石・甫嶺・西風道・二日市)畑耕起(小友保育園)
20日 結いっこ望年会(東和ボランティアの家)
21日 避難児のいる若葉小学校図書ボランティアさんと選書(鱒沢)
25日 避難児対象クリスマス会(ボーリング場他)