被災地からのレポート75(2017年6月・岩泉も)

74に続き現地の様子と活動内容をレポートします。

@街の様子&復興は?
*沿岸被災地=大槌の中心街に家が建ち始めました。復興住宅もできてはいるのですが、まだまだ多くの方々(約50%)が仮設住宅で暮らしています。


進む街づくり(大槌中心地区)

*岩泉=被災した家の片付けが進みません。道路の状況はかなり良くなってきています。田畑も改修が進み田植えも行われた所が多くあります。


流木が刺さった家(安家地区)

@避難民は?
*沿岸被災地=仮設住宅の統合が進んでいます。仮設住宅から仮設住宅に引っ越した方によると、残された者同士でお茶会などをして過ごしているそうです。支援している被災者の方々の畑ではもうジャガイモが収穫できそうです。
*岩泉=安家地区の仮設住宅に通っていますが、私たちが来るのを待ちかねていて、いつも10人位の方々が迎えてくれます。野菜や花の苗、作業用の帽子や衣類が重宝されています。平日なのでお年寄りばかりですが。


野菜苗などの配布(安家仮設住宅

@支援体制は?
*沿岸被災地=パクトというNPOとお近づきになりました。地元の団体ですが全国から支援隊として来ている方もいます。支援全般ですが、私たちはその団体の中の子ども関係の支援と協働したいと考えています。
*岩泉=土日に社会福祉協議会の中のボランティア窓口が機能しています。片付けがメインですが、担当者は集落としての機能の復活と創出を視野に入れているそうです。

@今後の課題は?
*沿岸被災地=町が復活するまでにはまだまだ年数が掛かりそうですし、仮設住宅解消にもまだ2年は掛かりそうです。家を建てられない人、行き場のない人、収入が少ない人、そういった弱者への強引さのないケアが必要です。


校庭の仮設住宅の取り壊し(長部小学校)

*岩泉=家の中にある壊れた家財道具などを片づけなければなりませんが人手不足です。夏休みが来ますがおそらく人を確保できるのはここまででしょう。

@個人的にできることは?
*沿岸被災地&岩泉=自分、もしくは自分たちで行くか、もっちぃと一緒に行く。とにかく調べて何かできそうなことをする。忘れない。上記のパクトではボランティアだけではなく職員を急募しています。

活動経過
 1日 野菜苗引き取り(江刺) 
 6日 野菜苗など配布(安家小学校・仮設住宅
 7日 野菜苗など配布(モビリア仮設・小友小学校・小友保育所・きらりんキッズ・下和野復興公営住宅)、野菜苗引き取り(江刺)
12日 野菜苗配布(安家小学校・仮設住宅)、野菜苗引き取り(江刺)
14日 野菜苗配布(ふれあい教室・あゆっこ・長部保育所・きらりんキッズ・モビリア仮設・おさなご幼稚園・新生おおつち)
19日 野菜苗引き取り(江刺)
27日 野菜苗引き取り(江刺)
28日 野菜苗配布(ワーカーズコープ・モビリア仮設・小友保育所・長部保育所・集いの丘商店街・二日市仮設・矢作仮設)、草刈り(みちくさルーム)
29日 野菜苗引き取り(江刺)