被災地支援エコバック

こんにちは。
望月さんと一緒に活動(エコバック支援担当)をしている石橋育子です。
今回は支援の一つである被災地支援エコバックについて紹介します。

以下の文章は望月さんが作ってくれたチラシからの抜粋です。

◎趣旨
 仮設住宅の住人にはいくつかの生活パターンがあります。海に依存した生活に戻ろうとする人。被災した自分の畑で農作業を始める人。パートなどとりあえず生活を再建しようとする人。パチンコなどギャンブルにはけ口を求める人。行政やボランティアの介護に依存する人。など色々ですが、雪が降ったり雨が降ったりの天候不順には誰しもが気が滅入るようです。そんな時にそれなりに収入になり、集会所などでお茶を飲みながらみんなで内職ができたら心のケアにもなるのでは、と、始めてみました。

◎内容
 インターネットでエコバックを扱っている業者を探したところ、いくつかの卸業者が見つかりました。その中で綿100%のエコな業者に交渉し、できるだけ安く出してくれる業者に決めました。更に、イラストを友人の戸田さちえさんに依頼し、準備が整いました。プリント済みバック代と虹のフェルト代や文字の毛糸代で約300円、被災者に支払う内職代が300円で、完成品の値段設定は600円としました。送料、仮設廻りのガソリン代等はカンパでまかなっています。

◎希望
 阪神淡路大地震の時には孤独死がとても多かったのです。その二の舞は避けなければと始めた元気が出そうな取り組みです。被災し、家族や家を失くした方々に少しでもお役に立てればと考えています。


虹はフェルト、文字はグラデーションがある毛糸でできています。
頭のリボンは作成者のオリジナルで人によってデザインが異なります。


エコバック作成現場より
先日、大槌町小鎚仮設へエコバック材料の受け渡しと商品の受取りに行ってきました。
ここでは、10名の方がエコバック作りに参加されていて、月に一度はみんなで集会所に集まって、一緒にお茶を飲みながら色々なお話をします。

作ってみてどうですか?とおばあちゃんたちに聞いてみたところ、
「こういうのを作るのは楽しいよ〜」「がんばってつくるね」という答えが返ってきて、こちらも嬉しくなりました。
また、このエコバック作りがお茶を飲みながらみんなで話をする、ほっとした時間のひとつになればいいなとも思います。

出来上がった商品をもって、みんなで記念撮影しました。