被災地支援ではないかもしれないけど

                      小池宏美

青森でも寒かった春が過ぎ、新緑のみどりが日々濃くなっていきます。
花咲くおだやかな山を歩いていると、あの震災は夢だったのかと思います。
でも、あの震災以来自分のなかで何かが変わったように思います。
もう もとには戻れない・・・・そんな気持ち。

同じ震災の被害者でありながら二重の苦しみを負ってしまったの福島の人たち。
何かできるかなんてとても考えられない。
でも青森に住む私たちには決して他人事ではない話。
被災地に行けなくても今私にできること。
原発が怖い、嫌だと思うこと。原発以外の電気が欲しいと思うこと。

そこから、いろいろ調べたらテレビでは話さない内容が出て来ました。
たとえば・・・

○ほんとは原発使わなくても電力は足りる。
  現に今6割の原発が震災や他の事故、点検で止まっている状態。
  今までは原発の電気を優先的に使うため、他の発電所を止めて調整してた。

○安全な原発はあり得ない。
  放射能はあびていい量などなく、多くなるほど発ガン性が増す。(子供には特に毒性が強い)
  安全に動かしても少しの放射能はもれているし、中で作業する人は常に被ばくしている。
  地震がなくても小さな事故は数知れず起こっていて、そのたび危険な状態になる。
  (福島だけで2003年一年間で80件のトラブルがあった。)

放射性物質は、冷やし続けなければ安全でない。
  発電で使わなくなった廃棄物(核のゴミ)も30年から50年冷やし続けないと福島のようになる。
  安全になるには300年〜100万年かかるといわれている。(どの時点が安全かで年数が変わる)
  それにかかるコストは?誰が責任をもつ?

原発なくせば、仕事も交付金もなくなり地元が困る・・・・これはホント。
  だけど将来がんになっても(特に子供が)今仕事がある方がいいのか?
  福島のように避難することになっても、今お金がもらえればいいのか?
  自然エネルギー開発と原発を安全に止めるための仕事を作ればいいのではないか。

今だまっていたら、次の事故では必ず後悔するような気がしました。
私がやってみていることを書きました。



①オンライン署名
(ネット上で必要事項を入力して署名します。携帯からは出来るものと出来ないものがあります。)

自然エネルギー100%と原発の段階的廃止を実現するため「エネルギー基本計画」を変えよう!(呼びかけ団体:WWF 8月末締め切り)
http://www.wwf.or.jp/change_en/

福島原発の「廃炉」を求める有志の会(第三次6/15締め切り 以前メールしたときにも紹介しました)
http://fukushimahairo.web.fc2.com/

山口県上関原発建設反対署名
http://www.antinuke.net/kaminoseki/

■子ども20ミリシーベルト基準の即時撤回および被ばく量の最小化のための措置を求める緊急要請
http://e-shift.org/?p=485


②用紙を印刷して署名
(ちょっと面倒くさいし、自分一人ではという人にはこちらから用紙を送ります。返送だけお願いします)
■「原発さよなら署名」
政府は脱原発への転換を速やかに決定すること。自然エネルギーに転換すること。
呼びかけ団体:全国95団体 (第一次集約:6月末)
http://shirukoto.slowbusiness.org/nuke/?p=1213
(用紙を印刷し、郵送していただきます)


③もう少し何かしたい人は
原子力委員会が意見を募集しています。
簡単な言葉一言でもいいです。直接政府に意見を言うチャンスです。
是非、原発をやめて自然エネルギーへの切り替えを要望しましょう!
http://www.aec.go.jp/jicst/NC/tyoki/tyoki_oubo.htm

■イベントに参加して本当のことを知る。デモに参加するなど行動してみる。楽しみながらというものもあるようです。
6/25八戸市総合福祉会館 多目的大ホールで、15:00〜 京大原子炉実験所助教小出裕章先生に講演会
6/25青森 生活クラブ生協主催小出裕章先生に講演会
その他関東などではたくさんのイベントがあります。
脱原発系 イベントカレンダー&署名リスト
http://datugeninfo.web.fc2.com/

■資料をメール発信します。
十和田の新藤さんのブログ、埼玉在住のSさんからの情報、青森だまっちゃおられん津軽の会などから情報を得ています。
少し勉強したい、わかりやすい資料が欲しい人には私の手元にあるものを送ります。
原発の資料希望とメールください。
メールアドレスは
kokkoあっとcup.ocn.ne.jp